就職活動がとても楽だった時代がありました。いくらでも求人があり、応募をすれば必ずといって良いほど採用が決まり、いくつか内定を貰った中からより条件の良い就職先を選ぶといった、今の学生が聞くと夢のような話だった時代です。
いつからか就職氷河期と言われるようになり、就職先が決まらない学生がフリーターと呼ばれる非正規雇用者として働かざるをえなくなりました。
非正規雇用とはいっても、仕事の内容や責任は正規雇用者と何も変わりません。ただ企業側が人件費を安くしたい為だけの都合の良い雇用方法だったのです。
そして若者も非正規雇用に甘んじるようになりました。責任や仕事の内容が同じであっても、非正規雇用という立場が気楽だったからです。そして数年間、非正規雇用を続けた結果、30代になっても正規雇用先が見つからず派遣社員などで働かざるを得ない状況になっています。
大切なポイントは周りに振り回されないことです。確かに気楽な非正規雇用は魅力的ですが、自分が30歳、40歳、50歳になった時にどのような仕事につき、どのような生活をしているかといった将来設計をしておかなくては気が付いた時には遅いのです。
女性も結婚して専業主婦におさまったからといって安心出来る時代ではなくなりました。
信頼の厚かった企業が倒産していくことも増えてきたからです。必ずしも就職先が大手だからといって安心が出来ない時代になりました。
将来の不安を少しでも防ぐためには、資格を取得しておくなど専門的なことに強い人材になっておくことが必要です。
ナースの場合、現役を離れていても復職しやすい環境や職場が多くあるので、女性が持っておくととても良い資格かもしれません。また人材不足が問題となっているので、潜在看護師は重宝されています。さらに給与も一般職に比べてかなり高めに設定されていますし、先々に役立つことがあっても不利益になるようなことはありません。しっかりとした目標が立っていない人は考慮してみるのもよいでしょう。
多くの潜在看護師の復職